素核研ミューオン/LFVグループが2021年2月の活動報告を行いました。
標準理論の枠内で起こる通常のミューオンの崩壊とは異なり、標準理論を超えたSUSY粒子のような未知の素粒子が存在すると、ミューオンがガンマ線を放出しながら電子に崩壊するような反応(μ+→e+γ)やミューオンがニュートリノを出さずに電子に転換する事象(ミューオン電子(μ-e)転換事象)が起こるかもしれません。素核研ミューオン/LFVグループでは、このようなミューオンの稀な反応でレプトン世代数の保存が破れている現象(Lepton-Flavor Violation:LFV)を探索しています。ミューオン/LFVグループではMEG II実験、COMET実験に取り組んでおり、近年は特にCOMET実験を精力的に推進しています。
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