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Belle測定器からSVD取り出し完了

2010年11月18日

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Belle中心部から姿を現したSVD

11月10日(水)、Belle測定器の高度化に向けた解体作業の一環として、シリコンバーテックス検出器(SVD)の取り出し作業が実施されました。

今回取りだされたSVDは、直径約20cm、長さ約95cm(ケーブル等除く)の円筒形でB中間子の崩壊位置を100μmの精度で計測するために、多様な検出器の組み合わせによってできているBelle測定器のなかでももっとも衝突点近くに設置されていたものです。

SVDは、接続されていた多数のケーブルを外すなどの準備作業が行われたのち、作業に参加したBelleグループメンバーの手によって慎重に押し出され、7年ぶりにその姿を現しました。

Belle測定器は、12月上旬に現在のビームライン位置から作業エリアに移動(ロールアウト)され、本格的な解体作業が開始される予定です。

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Belle測定器から取り出されたSVD

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SVDを囲むBelle関係者