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Tasuku Hayashi

QUP Affiliate member

Assistant Professor
Rikkyo University

e-mail tasuku-at-post.kek.jp

これまでに、ナノスケールでの地球外物質の元素分析に向けた超伝導X線分光器の開発を行なってきた。従来のX線分光装置よりも一桁以上X線のエネルギー分解能を向上させたTES型マイクロカロリメータの製作から分析手法の開発まで担ってきた。QUPでは、開発した装置を利用した物質分析への応用研究を行いつつ、TESカロリメータを応用したAxion探査や全く新しい科学を切り開いていく。

Research Content

ナノスケールでの地球外物質の分析法の一つに走査透過型電子顕微鏡(STEM)とX線分光分析器(EDS)を組み合わせた分析装置がある。従来のX線分光装置では、近接する元素の特性X線を分離するエネルギー分解能が不十分であり、エネルギー分解能を大幅に改善するために超伝導遷移端(TES)型X線マイクロカロリメータをインハウスで製作し、製作した素子をEDSとして搭載し実際にサンプル分析を行なってきた。現在では、TESカロリメータを地上実験へ応用するために様々デザインのTESカロリメータの開発を行なっている。

© 2021 International Center for Quantum-field Measurement Systems for Studies of the Universe and Particles