4月15日〜4月22日の「科学技術週間」に関連して、4月20日（土）にKEKつくばキャンパスにて春のキャンパス公開が行われました。職員会館で開催された「サイエンスカフェ～博士の履歴書～」企画に、量子場計測システム国際拠点（WPI-QUP）宮原正也主任研究員が登壇しました。

宮原主任研究員は“集積回路で描く魔法陣”と題し、自身の研究や研究者になった経緯についてお話ししました。前半の研究に関する話題では、国内外の様々な物理実験に用いられる検出器信号を読み出すための集積回路や、量子コンピュータを制御するための回路開発に関する解説を行い、後半では、生まれ育った環境から、高専→民間企業→大学工学部を経て研究者になった経緯について、楽しい思い出も交えながらお話ししました。

「成功の裏にはその何倍もの失敗がある。努力とあきらめは同じくらい大切だと考える。ただし、あきらめて忘れるのではなく、それを次に生かすことが大事である。」という宮原主任研究員の言葉に、会場に参加された方々がうなずきながら聞き入る様子も見られました。

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