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2024.12.13


第2回QUP科学講座「揺らぐ量子の世界~ニュートンからシュレディンガー、そして今~」を開催しました

2024年12月8日(日)、第2回QUP科学講座「揺らぐ量子の世界~ニュートンからシュレディンガー、そして今~」をつくば国際会議場で開催しました。

WPI-QUPでは、「人類に新しい眼をもたらす」をテーマに、新しい量子場計測システムの発明・開発を目指しています。ここで言う「量子場計測システム」は、量子場「を」計測するという意味と、量子場「で」計測するという二つの意味があります。これは、世界を見つめるための新しい「眼」ともいうべきもので、宇宙観測や素粒子実験での計測に革新をもたらすことができます。

図1. 第2回QUP科学講座「揺らぐ量子の世界」つくば国際会議場

今回で第2回目となる科学講座には、100名を超える参加者が集まりました。前半では、QUP副主任研究員Suerfu Burkhant特任助教による講演が行われ、古典物理学と量子力学の違いについて、最新の研究成果も交えながら楽しく解説されました。講演の冒頭では、「なぜ量子力学は難しいのか?」というテーマのもと、物理学の基礎やその概念について詳しく説明されました。また、光が波のように振る舞ったり粒子のように振る舞ったりという不思議な現象を、身近なレーザーポインターやUVライトを使った手作りの実験装置で分かりやすく実演しました。

会場からは、量子力学の時間に対しての扱いや、古典と量子の境目について等の質問があがり、Suerfu特任助教は具体的な例を挙げながら解説を行いました。

図2. QUP副主任研究員 Suerfu Burkhant特任助教による講演の様子

後半の部「研究者との交流会」には、様々な経歴をもつ6人のQUPメンバーが登壇し、それぞれが研究者を目指したきっかけや現在の研究・業務に関する自己紹介の後、会場の外に設置されたポスターパネルを囲んで、参加者からの熱心な質問に答えました。

図3. 研究者との交流会の様子

(関連URL)
第2回QUP科学講座「揺らぐ量子の世界」
https://research.kek.jp/group/qup/publiclecture202412/

QUP News|第1回QUP科学講座「宇宙を覗く道具を作る」
https://www2-up.kek.jp/qup/news/detail20240409.html

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