高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、男女共同参画推進室と※Toshiko Yuasa Laboratory(TYL)の共同企画として、お茶の水女子大学、奈良女子大学との共催で女子高校生を対象とするスクールを開催しています。
本スクールは2012年から継続して開催しており、2019年までのスクールでは、女子高校生にKEKへ来訪いただき、科学実験、分野の第一線で活躍する女性研究者による講義、大型実験施設の見学、女子大学院生とのパネルディスカッション・懇談などを中心としたプログラムを行いました。
2020年度は新型コロナウイルス感染拡大を受け、完全オンライン形式でのプログラム開催となりましたが、2021年度はお茶の水女子大学、奈良女子大学、東北大学の共催大学にサテライト会場を設け、大学の見学・生徒間の交流を行うとともに、講義とKEKのバーチャルツアーにオンラインで参加する形式で開催しました。
2022年度は、従来の形に戻しKEKに来訪いただく1泊2日のプログラムとして実施できました。
2023年度も現地開催(KEKつくば市)とする予定です。
(新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更となる可能性があります。)
※Toshiko Yuasa Laboratory:KEK とフランス原子核素粒子研究所(IN2P3/CNRS)、フランス宇宙基礎科学研究所(IRUF/CEA)は、2006 年に共同事業として「日仏素粒子物理学研究所(France-JapanParticle Physics Laboratory:FJPPL)」と呼ばれる仮想ラボ(Virtual Laboratory)を設立しました。以降、関係の大学等研究機関との協力の下、素粒子原子核物理学とそのための加速器科学に関する様々な共同研究を精力的に進めています。FJPPL は、2010 年より、フランスで活躍した初の日本人女性物理学者である湯浅年子氏にちなみ、Toshiko Yuasa Laboratory(TYL)と名称を変え、優れた研究業績を挙げることはもちろん、日仏の協力関係の更なる深化、女性研究者の育成をも念頭に活動を展開しています。