
「TYLスクール:理系女子キャンプ」は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と、KEKとフランスとで進める二国間交流事業「TYLネットワーク※」が共同で企画し、お茶の水女子大学、奈良女子大学との共催で開催する、女子高校生を対象とした参加型イベントです。
理系への進路を希望している方、考えている方、迷っている方、だれでも参加できます。本スクールが、参加者のみなさんにとって、科学や科学者への興味、関心を深める機会となることを期待しています。多数のご応募、お待ちしております。
TYL(Toshiko Yuasa Laboratory)は、フランスで活躍した初の日本人女性物理学者であり、日仏両国の研究者間の友好関係を強化するために多大な役割を果たした偉大な先人である湯浅年子氏に感謝の意を表し、付けられた愛称です。
KEKとフランス原子核素粒子研究所(IN2P3/CNRS)、フランス宇宙基礎科学研究所(IRUF/CEA)は、2006年に「国際連携研究所(LIA) Toshiko Yuasa France-Japan Particle Physics Laboratory(TYL-FJPPL)」と呼ばれる仮想研究所(バーチャルラボ)を設立し、素粒子物理学を中心とした共同研究、研究者交流、若手育成を推進してきました。
2023年にCNRSとKEKの間で「CNRS-KEK国際研究ラボ-湯浅年子ラボ」協定が締結され、実体的なラボ(リアルラボ)運営が開始されたことに伴い、理系女子キャンプへの協力などの活動は、「Toshiko Yuasa France-Japan Particle Physics Network(通称、TYLネットワーク)」が引き継ぐことになりました。