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入門連続講義「Robertson-Walker brane 入門」のお知らせ

KEK理論センターでは、プロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」のイベントとして、名古屋大学 の 野尻 伸一さん に「Robertson-Walker brane 入門」と題して、10月26日、27日の2日間にわたり入門講義をしていただくことになりましたのでご案内いたします。

超弦による模型構築、特にインフレーションの実現において、ブレーンの時間発展を考えることは本質的です。本企画では、野尻さんにブレーンインフレーションの基礎となる高次元時空の時間発展の理論について、初歩からわかりやすく解説していただくようお願いしました。興味をお持ちの方はどうぞご参加ください。

前回までと同様、旅費・滞在費のサポートが可能です。ただし遠方の方、あるいは希望される方が非常に多数の場合にはサポート額に上限を設定させていただく場合がありますのであらかじめご了承ください。参加補助を希望される方は 溝口

mizoguch@post.kek.jp

まで直接e-mailでご連絡ください。その際「件名」(Subject)に
「Robertson-Walker brane 入門」と入れていただけると幸いです。

下にプログラムを添付いたします。
どうぞよろしくお願いします。


高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所理論センター
溝口 俊弥
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入門連続講義「Robertson-Walker brane入門」プログラム
講師 野尻 伸一
場所 KEK 研究本館1F 第3会議室(2日目第2会議室)
平成28年10月26日(水)9:30-11:30
1. Randall-Sundrum 模型の復習
Brane-World の模型について多くの研究者が考える契機となった Randall- Sundrum 模型についての復習を行う。
平成28年10月26日(水)13:00-15:00
2. Robertson-Walker brane の構成
Hawking-Hertog-Reall が提案した Trace anomaly を取り入れた模型や、5次元 AdS 時空中のブラックホールを考えた模型などにより膨張宇宙を表す模型について紹介する。
平成28年10月27日(木)13:00-15:00
3. Dynamical Domain Wall の構成
Brane は Domain Wall の厚みのない極限であると考えられる。ここではスカラー場を導入することにより、宇宙膨張の任意の発展に対応する Domain Wall の模型を如何に構成するかを紹介する。
平成28年10月27日(木)15:30-17:30
4. Domain Wall 宇宙上の場の局所化
上記で構成した Domain Wall 宇宙上で、重力子、カイラルフェルミオン、ベクトル粒子などの場がどのように Domain Wall 上に局所化するかを紹介する。
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入門連続講義「AGT対応入門」

理論センターではプロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」イベント第2弾としてKEK の 柴正太郎さん に「AGT対応入門」と題して、7月25日、26日、27日の3日間にわたり入門講義をしていただくことになりましたのでご案内いたします。

AGTが超弦現象論と関係あると思って研究している人は少ないと思いますが、F理論にユニバーサルに現れる幾何(dP9=有理楕円曲面)と4,5,6次元SU(2)SW曲線との同等性を通した応用を期待して企画しました。興味をお持ちの学生の方やPDの方もどうぞご参加ください。

前回と同様、旅費・滞在費のサポートが可能です。ただし遠方の方、あるいは希望される方が非常に多数の場合にはサポート額に上限を設定させていただく場合がありますのであらかじめご了承ください。参加補助を希望される方は溝口

mizoguch@post.kek.jp

まで直接e-mailでご連絡ください。その際「件名」(Subject)に「AGT対応入門」と入れていただけると幸いです。

下に日程、場所、プログラム情報を添付いたします。どうぞよろしくお願いします。

高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所理論センター
溝口 俊弥
tel 029-879-6092
fax 029-879-6101

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入門連続講義「AGT対応入門」
プログラム
講師 柴正太郎
場所 KEK 研究本館1F 第3会議室(26日のみ第2会議室)

平成28年7月25日(月)14:00-16:30
1. Seiberg-Witten理論について

4次元超対称ゲージ理論について簡単に紹介する。
特に、超対称性がN=2の理論に注目し、それがSeiberg-Witten
理論で解析的に正確に記述できることを解説する。

平成28年7月26日(火)14:00-16:30(この日のみ第2会議室)
2. AGT対応とは

Seiberg-Witten理論(特にSeiberg-Witten curve)の一つの見方と
して、Gaiottoが提案した議論について説明する。
その議論に基づいて、AGT対応が予想できることを解説する。

平成28年7月27日(水)14:00-16:30
3. AGT対応の具体例

AGT対応が様々な場合に拡張できることを紹介する。また、
その背後にあると考えられる物理についても、時間があれば
説明したい。
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入門連続講義「超弦理論研究者のための大統一理論」

理論センターではプロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」のイベントとして KEK の後藤亨さんに「超弦理論研究者のための大統一理論」と題して、連休明けの5月9日、10日、11日の3日間にわたり入門講義をしていただくことになりましたのでご案内いたします。

「超弦研究者」というのは大統一理論に関して素人という意味で、超弦理論の知識を仮定しているわけではありませんので、興味をお持ちの方はぜひどうぞご参加ください。旅費・滞在費もサポートできますので参加補助を希望される方は溝口

mizoguch@post.kek.jp <mailto:mizoguch@post.kek.jp>

まで直接e-mailでご連絡ください。その際「件名」(Subject)に「超弦理論研究者のための大統一理論」と入れていただけると幸いです。

下に日程、場所、プログラム情報を添付いたします。どうぞよろしくお願いします。

高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所理論センター
溝口 俊弥
tel 029-879-6092
fax 029-879-6101

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入門連続講義「超弦理論研究者のための大統一理論」
プログラム
講師 後藤亨
場所 KEK 研究本館1F 第3会議室(研究本館入口入ってすぐ右の、
図書室の手前の部屋です)

平成28年5月9日(月)13:30~16:00
1. イントロダクション:大統一理論とは
最も基本的な大統一模型として、SU(5) 群に基づく Georgi-Glashow 模型を紹介する。標準模型の埋め込み方、新たに導入される粒子と相互作用等、大統一模型の基本構造を解説する。

平成28年5月10日(火)10:00~12:30
2. 大統一理論の基礎
大統一模型に特有のトピックスとして、(1)ゲージ結合定数の統一、(2)フェルミオン質量(湯川結合定数)の統一、(3)陽子崩壊、(4)Doublet-triplet splitting等について、模型の長所、問題点を紹介する。

平成28年5月10日(火)13:30~16:00
3. 超対称大統一理論(1)超対称標準模型(MSSM)および SU(5) 超対称大統一模型を説明し、上と同様のトピックスについて、超対称性の導入による影響を説明する。より拡張された SO(10) 模型等にも触れる。

平成28年5月11日(水)10:00~12:30
4. 超対称大統一理論(2)(超対称)大統一模型の理論的/現象論的問題点と、それを解決する様々な試みを紹介する。
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