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研究会報告:ストレンジネス核物理 ―温故“創”新―
7月31日、8月1日の二日間、つくば国際会議場にてKEK理論センター研究会「ストレンジネス核物理 ―温故“創”新―」を行いました。本研究会ではハイパー核やK中間子原子核といったストレンジネス核物理を中心に、大規模殻模型計算・バリオン間三体力および中性子星・重イオン衝突・ハドロン共鳴状態など、関連するハドロン・原子核物理の話題を幅広く取り上げました。
ストレンジネス核物理はKEKもその運営の一翼を担うJ-PARCにて精力的に研究されており、特にハイパー核実験は日本のお家芸と呼ばれるほどに成熟しています。今日まで実験と理論が車の両輪のようになり、これらの分野は成長してきました。本研究会ではこれらの分野において、過去にターニングポイントとなった研究を振り返り、そこから現在の問題を打破するアイデアを創ることが目的でした。招待講演者の方たちは単にこれまでの研究成果を語るだけではなく、その研究過程での試行錯誤やその研究の着想に至る考え方について詳しく説明して下さりました。休憩時間も含め、活発な議論がなされました。講演者の方たちが示した「思考法」から、参加者は各自の研究を更に発展させるヒントを掴むことができたと思われます。まさに「温故創新」となった研究会でした。
また本研究会は昨年9月に亡くなられた赤石義紀先生(KEK名誉教授)の追悼研究会の意味合いもありました。講演者の多くは自身の研究において、赤石先生から受けた影響についても語っていました。それによって参加者は先生のユニークな思考法も学ぶことが出来ました。参加者全員から赤石先生への感謝が感じられた実に「温かい研究会」でもありました。
・研究会web:https://kds.kek.jp/event/59084/
・参加者情報:
96名(現地:48名,オンライン:48名、うち9名はミャンマーから)
