セミナー 2011年

seminar2011

[原子核・ハドロングループセミナー] Exotic baryons from a heavy meson and a nucleon –Negative parity states — I

  • SPEAKER 大古田俊介, 阪大RCNP
  • PLACE Meeting room 1, Kenkyu honkan 1F
我々はヘビーメソンと核子(DbarN 及び BN)によって構成される、エキゾチックなフレーバー量子数を持つヘビーバリオンの研究を行なった。ヘビーメソンと核子間の相互作用はヘビークォーク対称性を反映した1ボソン交換力として記述する。安井氏と須藤氏による先行研究では、パイオンによる長距離力のみ考慮されていたが、今回我々は短距離力の効果も取り入れる。このとき束縛状態は先行結果と同様に(I,J^P) = (0,1/2^-)状態で得られた。また、我々はSU(4)フレーバー対称性に基づく、ヘビーメソン-核子系の束縛状態についての解析も行なった。この解析からクォーク質量が軽い領域と重い領域での物理の違いを議論する。


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