セミナー 2011年

seminar2011

[理論宇宙物理グループセミナー] 粒子衝突における重力波放出の摂動解析:レビュー

  • SPEAKER Hirotaka Yoshino, KEK
  • PLACE Meeting room 3, Kenkyu honkan 1F
大きな余剰次元があるシナリオでは加速器においてブラックホールが形成される可能性があるが、その際に放出される重力波がどの程度のエネルギーを持ち去るかを計算することは重要な課題である。ひとつのアプローチは、数値相対論でシミュレーションすることであるが、技術的困難によりあまり進んでいない。一方で、重力波の一部については摂動の方法で解析することが可能である。これは4次元の場合には D’Eath and Payne によってなされたが、最近Herdeiro らによって高次元の場合に拡張された。今回はこの論文の概要と結果を紹介する。
参考文献: Herdeiro, Sampaio, and Rebelo, arXiv: 1105.2298.


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