セミナー 2011年

seminar2011

ベービーユニバースによる自然性問題の解消

  • SPEAKER Hikaru Kawai, Kyoto Universtiy
  • PLACE Meeting room, 3 go-kan 1F
宇宙項がプランク質量(の4乗)に比べて100桁以上も小さいことは、宇宙項問題といわれ、古くからの謎である。これを自然に説明する試みの一つに Coleman による baby universe のメカニズムがあるが、残念ながら、Euclid 化された量子重力に特有の問題のため、そもそも何を予言しているのか等、よくわからない点が多い。ここでは、Minkowski の量子重力にもとづいて、multiverse の波動関数を考え、それが baby universe の存在によってどのような影響を受けるかを調べる。その結果、宇宙項の値が非常に小さい値をとる確率が、圧倒的に大きいことがわかり、宇宙項問題が自然に解消していることがわかる。また、同様のメカニズムにより、Higgs mass 等の自然性問題が解決できる可能性についても議論する。


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