seminar2012
Thursday, April 19 2012, 15:30-17:00
Relic Neutrino の反射、屈折について
- SPEAKER
Jiro Arafune, National Institution for Academic Degrees and University Evaluation
- PLACE
Seminar hall, 3 go-Kan
Relic Neutrinoの直接観測は大変困難だが、標的からのニュートリノのコヒーレントな反射、屈折によるrecoilを観測できないか、という理論的な考察が古くからなされてきた。そして、ほとんど不可能という結論がされてきている。主な理由は、コヒーレントな散乱では、ニュートリノが標的へ入射する際と、標的から脱出する際とで、recoilが相殺するからである。それを相殺しない工夫を考察しているのだが、まだよくわからないところがあって、確定的な結論に至っていない。議論していただけると幸いです。