セミナー 2015年

seminar2015

Phenomenology of Heavy vector-like quarks

  • SPEAKER Daisuke Harada, KEK
  • PLACE Meeting room 1, Kenkyu honkan 1F
K中間子の崩壊におけるCPの破れについて説明するため、クォークの世代数が、少なくとも3世代以上であることが知られている。標準模型の枠内では、4世代目のクォークおよびレプトンが存在してはいけないという理論的な理由は存在しない。しかしながら、最近のLHC実験におけるヒッグス探索の結果によって、4世代目のカイラルなクォークは強く否定されている。この実験によって、4世代目のクォーク自体が否定されているわけではなく、その他の可能性として、ベクターライクフェルミオンが知られている。例えば、リトルヒッグス模型や余剰次元の模型といった様々なNew Physicsの模型において、このようなフェルミオンが導入されている。従って、このようなベクターライクフェルミオンがTeVスケールの物理の与える影響について調べることは非常に興味深い。我々の研究では、個々の模型に依存せずにベクターライクフェルミオンの効果について調べるため、有効模型を用いて、LHC実験における発見可能性やフレーバー物理に与える影響について調査した。セミナーでは、この研究成果について議論する。


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