セミナー 2018年

seminar2018

[第六回KEK連携コロキウム]人工知能の歴史、現状、将来: 付録ー統計神経力学の構想 

  • SPEAKER 甘利俊一, 理化学研究所
  • PLACE つくばキャンパス研究本館小林ホール/東海キャンパス東海1号館116号室 (TV会議中継)
人工知能の時代がやってきて、社会構造や文明を変えるのではないかといわれている。人工知能は、人の知能をコンピュータ上に実現する構想から始まった。そこで、人の知能の源である脳の仕組みから初めて、人工知能の歴史を紐解く。そこには、記号と論理を使って知能を構築する流れと、ニューラルネットの学習機能を使って知能を構築する流れとがあった。いま、これが統合しようとしている。しかしまだ我々はその本質を理解できていない。ここが問題である。学術的な問題に加えて、脳における意識の機能、ロボットが心を持てるかなどといった、これからの社会にかかわる問題にも触れてみたい。さらに、最近の私の研究である深層回路の統計神経力学と学習について、構想を聞いていただきたい。

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