J-PARCハドロン実験施設へのビームパワーが50kWを超える 2018/02/19 日本原子力研究開発機構(JAEA)とKEKが共同運営する東海村のJ-PARCは、メインリング加速器(MR)からハドロン実験施設へ取り出す陽子ビームの増強を進めていますが、このほど待望の50kW超となる運転が始まりました。ハドロン実験施設では、100kWを超える世界最強強度の陽子ビームで素粒子原子核実験を行うことを目標としており、その中間点である50kWを超えることが一つのマイルストーンでした。 続きを読む
ミューオンg-2のハドロン真空偏極をテーマとするワークショップをKEKつくばキャンパスで開催 2018/02/16 ミューオンの異常磁気能率 (g-2)の理論値のさらなる高精度化を目指す国際研究グループによるワークショップが2月12日から3日間、KEKつくばキャンパスで開かれ、国内外から約70人の研究者が参加しました。 続きを読む
【Belle II 実験】Belle II 測定器のエンドヨークが閉じられ、Phase II 運転の準備整う 2018/02/14 Belle II 測定器の表裏両面にある鉄製扉「エンドヨーク」を閉じる作業が2月13日から2日間かけ、KEKつくばキャンパスの筑波実験棟で行われました。これで衝突実験を含むPhase II 運転に向けたBelle II 測定器の準備が、ほぼ全て整ったことになります。 続きを読む
KEK特別企画講演会「新生SuperKEKB加速器、いよいよ衝突実験」を、文部科学省ラウンジで開催 約30人が出席 2018/02/02 KEKが主催する特別企画講演会「新生SuperKEKB加速器、いよいよ衝突実験〜新しい物理学を求めて」が1月30日、SuperKEKB加速器とBelle II 測定器に関わる模型などを展示中の文部科学省で開かれ、関係者を含めて約30人が参加しました。旧庁舎1階のラウンジで開かれた講演会では冒頭、山内正則機構長が挨拶した後、SuperKEKB加速器の責任者でもあるKEK加速器研究施設の赤井和憲教授、電子・陽電子の衝突点に位置するBelle II 測定器の研究メンバーであるKEK素粒子原子核研究所の谷口七重助教の二人が約40分ずつ講演を行い、会場からの質疑に答えました。 続きを読む
【Belle II 実験】衝突点用超伝導電磁石(QCS)を挿入し、衝突点ビームパイプと接続 遠隔真空接続(RVC)が機能 2018/01/26 今春に陽電子・電子の衝突実験の開始を予定しているKEKつくばキャンパスのBelle II 測定器で、前・後方のビーム衝突点用超伝導電磁石(QCS)を相次いで挿入し、衝突点ビームパイプと接続する作業が、1月10日から15日にかけて行われました。接続作業は、ドイツ電子シンクロトロン(DESY)が新たに提案・開発した遠隔真空接続(RVC)と呼ばれる方法が使われ、接続部での真空漏れもなく無事に接続できたことが確認できたということです。 続きを読む