Belle II 測定器の扉、エンドヨークが閉じられました 2016/06/29 ' 今年2月に試験運転を開始したSuperKEKBプロジェクト。 SuperKEKB加速器を使った実験で作り出される大量の物理事象を記録する Belle II 測定器は、来年の秋のデータ収集開始を目指し、着々と建設作業が進められています。 6月23日には、BelleⅡ測定器の扉部分「エンドヨーク」を閉じる作業を行いました。 続きを読む
KEK公開講座2016を開催 2016/06/21 ' 研究で蓄積された知見や加速器科学について一般の方に広く紹介し、興味や関心を持ってもらうことを目的とした「KEK公開講座」が6月18日、KEK 続きを読む
「第3回大型ニュートリノ施設に関する国際会議」を開催 2016/06/06 5月30日から31日の2日間にわたり、次世代大型ニュートリノ実験施設の科学面と組織面での進展を共有し、国際協力体制や関連実験、開発研究等に関して議論する「第3回大型ニュートリノ施設に関する国際会議」がKEKつくばキャンパスで開かれ、世界各国から約80名の研究者が集いました。 今回の会議は、2014年にフランスで、2015年にアメリカで開かれた会議に続いて3回目で、東京大学宇宙線研究所 (ICRR) の梶田隆章所長が議長を務めました。 この会議は、KEKとICRR、アメリカのフェルミ国立加速器研究所 (FNAL)、宇宙素粒子物理学欧州共同体 (APPEC)、IUPAP宇宙素粒子物理学国際委員会 (ApPIC)、ICFAニュートリノパネル (ICFAnu panel) が共催で行っているもので、科学的な側面と組織的な側面から大型ニュートリノ実験の各プロジェクトの進捗状況を共有し、世界的な協力体制について議論してより効果的に研究成果を上げることを目的としています。 続きを読む
Belle II 実験 TOPカウンターのインストール完了 2016/05/15 5月11日、Belle II 実験のTOPカウンターのインストールが、約3ヶ月の工程を終え、完了しました。 TOPカウンターはBelle II測定器のバレル部の円筒側面に設置される検出器です。 電荷を持ったパイ中間子とK中間子を精度よく識別するために開発された、Belle実験のときにはなかった新型の検出器です。 全部で16台のモジュールで構成されており、モジュール1台は、超高精度に研磨された石英板とMCP-PMTという光検出器、そして高速読み出しエレクトロニクスで構成されています。 TOPカウンターは、日本、アメリカ、イタリア、スロベニアの研究者によって開発されており、今回のインストールは名古屋大学とKEKのチームが中心になって行いました。 続きを読む