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スロベニア訪問団がKEKつくばキャンバスを視察

日本政府との科学技術協力会議へ出席するため来日中のスロベニア教育・科学・スポーツ省国際協力部長、ティト・ノイバウアー(Mr. Tit Neubauer)氏ら4人が、10月23日、KEKつくばキャンパスを訪問し、山内正則機構長らと懇談しました。

訪れたのは、ノイバウアー国際協力部長のほか、スロベニア研究所副長官のリディヤ・ティチャル・パダル(Dr. Lidija Tičar Padar)氏、教育・科学・スポーツ省科学部門部長のメタ・ドブニカル(Dr. Meta Dobnikar)氏、同省国際協力部職員のタチアナ・ユルコビッチ(Ms. Tatjana Jurkovic)氏の4人で、KEKから山内正則機構長、素粒子原子核研究所の幅淳二副所長、堺井義秀教授及び後田裕教授、並びにスロベニアからBelleⅡ実験に参加するMarko Bracko准教授(ヨージェフ・ステファン研究所及びマリボル大学)が出迎えました。

山内機構長は「スロベニアとはBelle、BelleⅡの重要な協力者として長い歴史を共有しています。BelleⅡ実験にはルブリャナ大学などから12人の研究者が参加しており、重要な役割を担ってくれています」とあいさつ。ノイバウアー国際協力部長も「スロベニアと日本は外交関係樹立25周年を迎え、KEKとの研究者の協力関係もこれより少し短いだけですが、この重要な協力関係を、8つの政策方針から見直し、さらによくするための議論ができることを、大変うれしく思います」と語りました。

一行は、KEK事業概要について説明を受けたあと、SuperKEKB加速器とBelleⅡ測定器が目指す研究の中身や、スロベニアからの大学院生・研究者の参加などについて質問。また、BelleⅡ検出器のある筑波実験棟の視察では、熱心に質問する4人を後田教授、堺井教授、Bracko准教授らが案内し、地下2階のスロベニア国旗の前で記念撮影しました。さらに、スロベニア研究者が参加するARICH検出器に使われるエアロゲルのサンプルを観察するため、KEKB展示室にも立ち寄りました。

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