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【IPNS Workshop】素粒子物理の今と未来

本研究会では、高エネルギー物理学、素粒子理論等の研究の中心となる若手に、現在の研究の学術上の位置付け、成果を自由に語ってもらい、そこを起点とする議論から未来の展望を共に考えることを目的とします。

素粒子実験や宇宙の観測によってまとめられた素粒子標準模型や標準的な宇宙の歴史には、多くの綻びが存在します。理論的に指摘されている真空の不安定性や、暗黒物質の性質、物質の起源などの根本的な問題に挑戦するために、多くの素粒子実験が並行して進められています。国内では、Belle II 実験、ニュートリノ実験、Kaon、muon, neutronなど素粒子のフレーバーを手がかり新しい物理を探索する実験が進行中であり、国際的には最高エネルギー衝突実験であるLHC実験がヒッグス粒子の性質の測定や、新物理の探索を行なっています。暗黒物質の探索は、従来からの巨大な測定器を使った探索実験に加えて、軽い暗黒物質を想定したダークセクターの探索が活性化しています。またミューオンg-2のアノマリーのように現在の標準模型では理解できない現象もあります。

本研究会をきっかけに、素粒子物理の現在・未来をあらためて俯瞰し、これからの素粒子・宇宙研究が進むべき方向を見出すことを目指します。

【概要】

日 時:2023年12月21日(木)~23日(土)
場 所:KEKつくばキャンパス 3号館セミナーホール

▼参加登録や詳細はこちらのウェブサイトから▼


【発起人】
飯嶋徹(名古屋大学)市川温子(東北大学)野尻美保子(KEK,コンタクト)

【世話人】
[実験] 石川明正(KEK)石野雅也(東京大学)田島治(京都大学)中浜優(KEK)
南條創(大阪大学)横山将志(東京大学)
[理論] 遠藤基(KEK)浜口幸一(東京大学)

 

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