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【研究者向け】3/29 第8回金茶会「オンチップ・イオントラップの開発と量子コンピュータへの展開」

金茶会は月に1回程度、金曜日の夕方からお茶とお菓子を楽しみながら物理やそれ以外の広いテーマについて語り合う、インフォーマルな交流会です。

講演の前後30分はお茶の時間です。お茶とお菓子を楽しみながら議論を弾ませましょう。

今回のテーマは「イオントラップ技術」です。大阪大学大学院基礎工学研究科・田中歌子氏をお招きし、イオンを複数個空間的に捕らえて、その量子状態を自在に操ることができる画期的な技術についてお話いただきます。

第8回

日 時:3月29日(金)16:30~17:30
場 所:つくばキャンパス・小林ホール(リモート会場:J-PARC研究棟2階会議室)
タイトル:「オンチップ・イオントラップの開発と量子コンピュータへの展開」
正 客:田中歌子氏(大阪大学大学院基礎工学研究科)
要 旨:近年、量子コンピュータは様々な物理系を用いて研究開発されており、国内でも超伝導量子コンピュータの実機が動作しはじめるなど話題になっているが、さらなる大規模化をどうやって実現するかが大きな関心事である。そのための課題の一つに「多数の同じ振る舞いをする量子ビットが用意できるか」が挙げられる。イオントラップで捕獲しレーザー冷却で動きを止めた原子イオンは、同じ環境下では皆同じ振る舞いをするという意味で究極の「均質な量子ビット」であると言える。本講演では、まずイオントラップの原理と原子イオンにおける量子もつれ状態について述べる。そして応用例として量子コンピュータや原子時計の現状を紹介する。さらに講演者が取り組むオンチップ・イオントラップの開発について報告する。

世話人: 北野龍一郎、古賀太一郎、齊藤直人、坂下健、中浜優、本多良太郎、森野雄平

詳細はこちらのウェブサイトから


※これまでの講演情報は金茶会ホームページからご覧ください。
※研究者向けイベントです。

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