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【ようこそ素核研へ】和光原子核科学センター 伊藤 由太さん着任インタビュー

2025年4月に、和光原子核科学センターに、伊藤  由太(いとう ゆうた)さんが助教として着任しました。

素粒子物理学の世界に興味を持ったきっかけ、どのような研究をしてきたのか、また研究や作業などで行き詰った時の気分転換の方法などをお聞きしました。

■素粒子物理学の世界に興味を持ったきっかけは?

一番はっきりと憶えているのは、学部3年の学生実験で行なった位置敏感型検出器の実験です。いかにもお手製といった検出器にもかかわらず、目に見えない放射線の位置を測定できたときは感動したことを憶えています。

■KEKに来る前はどこでどのような研究をしていましたか?

学部と博士前期課程ではイオン源や質量分析器の開発に携わり、博士課程からポスドク(理研、マギル大)ではイオントラップや精密質量分析器の開発とそれらを用いた不安定核の質量測定と核構造の研究をしていました。その後、原子力機構に研究員として着任した後は、超ウラン原子/原子核の精密分光実験や核化学実験への応用を目指して、低エネルギー不安定核ビームの開発を行っていました。

■KEKではどんな研究をしていきたいですか?

昨年度から始まっている和光原子核科学センターの推進するKISS-1.5プロジェクトに参加し、未踏の超ウラン原子核の核構造や宇宙での元素の成り立ちに関する研究を進めていきたいです。

■研究や何かで行き詰った時などの、気分転換の方法を教えてください

大学時代にハマっていたブレイクダンスの動画を見ます。久しぶりに見ると技や動きや表現のバリエーションが進化しており、どれも独創的で刺激になります。と同時に、今はもう体が付いていかないことにもどかしさも感じてしまいます…。

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これからの、素核研での活躍に期待しています!

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