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Belle II Physics Week 2025に130名を超える研究者が集まりました

2025年10月6日から10日までの5日間、130名を超える研究者がKEKつくばキャンパスに集まり、Belle II Physics Week 2025が開催されました。国内外から、理論分野の専門家やBelle II実験の研究者に加えLHCb、BESIII、NA62といった他の主要実験からも参加者が集まりました。

今回で8年目を迎えるPhysics Weekは、Belle IIコミュニティにとって重要なイベントです。Toshiko Yuasa Lab (TYL)、素粒子宇宙起源研究所 (KMI)、そして日米科学技術協力事業(高エネルギー物理分野)からの支援のもと、Belle IIコラボレーションとKEK素粒子原子核研究所 理論センターとの共催で行いました。

 


 

Physics Weekでは、理論と実験の研究者の交流を促すために毎年テーマを設定しています。今年は「エネルギーの欠損を伴うボトムおよびチャームハドロンの稀崩壊(Rare decays of beauty and charm hadrons with missing energy)」をメインテーマとして取り上げました。この崩壊は、高いエネルギースケールの新しい物理や暗黒セクターの軽い新粒子の発見につながる有望な研究分野のひとつとして注目されています。

プログラムは午前中の「スクール」セッションと午後の「ワークショップ」セッションで構成され、 さらに、ポスターセッション、Belle II測定器の見学、パネルディスカッション、理論研究者とのQ&Aセッション、そして広く利用されている解析ツールの実践的チュートリアルなども実施されました。

参加者同士の活発な議論 を通じて、Belle II Physics Week 2025は、理論と実験の橋渡しを強化し、コミュニティ内外の連携と学びを深める、非常に有意義な場となりました。

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