若手研究者のための勉強会 「Belle II Physics Week」をKEKで初開催 2018/11/14 Belle II Physics Week (Belle II Theory Interface Platform, B2TiP, Workshop)が、Belle II実験グループ内の全体会議であるB2GM (Belle II General Meeting)の後となる2018年10月22日-26日に、KEKつくばキャンパスの3号館セミナーホールで開催されました。 続きを読む
中性K中間子の稀な崩壊で世界最高感度を10倍更新 KOTO実験グループがICHEP2018国際会議で発表 2018/07/24 東海村のJ-PARCハドロン実験施設で中性K中間子(KL)の稀な崩壊を探索するKOTO実験の研究グループが、2015年に収集したデータの解析 続きを読む
エレクトロニクス一体型放射線イメージセンサー(SOI検出器)の開発 素粒子原子核研究所・新井康夫特別教授に聞く 2018/07/13 文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」を使った5年間のプロジェクト「3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開」が2017年度で終了し、実用化を見据えた新たな段階に入ることになりました。高度化する加速器の性能に合わせ、衝突で起きる素粒子反応を読み取る検出器を作ろうと始まった研究開発が、宇宙観測や医療分野などに新たなイノベーションを起こそうとしています。KEK測定器開発室でプロジェクトを主導した素粒子原子核研究所・新井康夫特別教授に、開発の経緯や成果、そして今後の計画について聞きました。 続きを読む
ミューオンg-2(異常磁気能率)の新しい理論値 実験値より3.7σ小さく、新しい物理の可能性が高まる 2018/07/11 KEK理論センターの研究員、野村大輔さんが加わる日本、イギリスの研究グループが、ミューオンの磁気の強さにおける量子補正の大きさを直接示すミューオンg-2(異常磁気能率)を理論的に計算した値が、実験値より3.7σ小さいという成果を、国際的な物理学会誌である “Physical Review D” に発表しました。これまでの理論値の誤差を30%程度小さくすることに成功したもので、実験値との開きは野村さんたちの従来の結果である3.3σから0.4σ拡大し、これまでで最も広くなったとしています。 続きを読む
「七夕講演会2018」で頂いた45の質問にすべて回答します!! 2018/07/06 7月1日、つくば市のつくばエキスポセンターで開かれた「七夕講演会2018」(KEK・つくばエキスポセンターの共催)には、多くの質問が寄せられました。その一つ一つに回答します。回答者は、講師を務めたKEK素粒子原子核研究所・理論センターの日本学術振興会特別研究員で、素粒子論的宇宙論(特にインフレーション)を専門とする寺田隆広さんと、総合研究大学院大学博士課程で観測的宇宙論を専攻し、CMB実験グループに参加する高取沙悠理さんです。 続きを読む