所要時間:約4分

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Belle II Physics Weekの参加者たち。=2018年10月、Belle IIグループが撮影/ KEK IPNS

Belle II Physics Week (Belle II Theory Interface Platform, B2TiP, Workshop)が、Belle II実験グループ内の全体会議であるB2GM (Belle II General Meeting)の後となる2018年10月22日-26日に、KEKつくばキャンパスの3号館セミナーホールで開催されました。

本ワークショップは、特に大学院生やポスドク等の若手研究者が、Belle II実験の背景となる理論的アイディアや実験方法に関する講義を聞き、勉強するための会です。Belle II実験は来年3月から装置の本運転(phase3)を開始予定であり、国内のみならず海外からの研究者の間でも非常に注目が高まっています。今年に入ってから、B2GMに参加した若手研究者が研究の目的や背景等を深く理解できればという声が上がり、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構(KMI)のAlessandro Gaz特任准教授、パリ大学南校のEmi Kou主任研究員、メルボルン大学のPhillip Urquijo上級講師の3名が主に企画しました。

今回は講師に、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のStefania Gori准教授、ストックホルム大学のPatrick Stengel博士、韓国高等科学院の野村敬明博士など、Belleグループ外からも多くの理論研究者を招き、日本の他にドイツ、イタリア、アメリカ、韓国等の18カ国から約80名の若手研究者が参加しました。

Belle II Physics Week 講義の様子

Belle II Physics Week 講義の様子

 

講義では、Belle II によるダークマターの探索などが議論されていました。講義の後も学生同士が研究本館1階のラウンジに自発的に集まって、夜遅くまで互いに発表し合いながら交流を深める場面もありました。

Belle II Physics Weekは今回が初開催でしたが、今後も定期的に実施する予定とのことです。


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