【特集】ミッション:100兆分の1を捉えろ!KEKエレクトロニクスシステムグループと産総研の共同研究による世界初のシリコンカーバイド半導体検出器
素粒子原子核研究所(以下、素核研)エレクトロニクスシステム(以下、E-sys:イーシス)グループは、センサーからシステムに至るまで世界に1点だけの実験装置を開発し、世界最先端の研究に貢献しています。研究開発は素核研のみならずKEKの加速器研究施設や物質構造科学研究所、放射線科学センター、超伝導低温工学センターといった機構内の様々な施設や他大学と一緒に行っています。そのE-sysグループが現在、産業技術総合研究所(以下、産総研)と共同で世界初の検出器を開発中と聞き、取材しました。お話を聞いたのはE-sysグループの岸下徹一 准教授、藤田陽一 専門技師、産総研の小杉亮治 総括企画主幹と素核研COMET(コメット)グループの深尾祥紀 助教です。
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