活動報告

2023年2月の活動報告 : ニュートリノグループ

ニュートリノグループが2023年2月の活動報告を行いました。 ニュートリノグループでは、茨城県東海村にあるJ-PARC(大強度陽子加速器施設)でT2K実験をはじめとするニュートリノの実験研究を行なっています。T2K実験では、J-PARCで生成した大強度のニュートリノをJ-PARCから295km離れた岐阜県飛騨市神岡町にある巨大検出器、スーパーカミオカンデ(SK)に打ち込み、ニュートリノと反ニュートリノそれぞれで「ニュートリノ振動」と呼ばれるニュートリノが空間を伝わるうちに別の種類のニュートリノに周期的に変化する現象を測定します。そこから、ニュートリノのCP対称性の破れ(粒子・反粒子の性質の違い)の探索などを行っています。

J-PARC ニュートリノ実験施設は、2021 年 4 月より進めていたビーム大強度化対応のための保守・増強作業を完了し、ビーム運転にむけた準備をほぼ完了しました。これによりニュー トリノ実験施設の当初の設計ビーム強度 750kW の達成にむけたビーム調整運転を開始できます。これと並行して、T2K 実験グループはこれまでの実験セットアップでの実験準備を進めるとともに、並行してニュートリノ前置検出器の高性能化も進めています。

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