気球を使って宇宙線の観測をしている研究チームがあるんだ。2.2トンもある測定器を上空37kmまで上げるんだからスケールが大きいよね。「BESS」と呼ばれるこの実験は、反陽子の測定や反物質の検索、陽子宇宙線の精密観測などで世界をリードする結果を出しているんだ。そこで、どんな実験なのかKEKの吉田先生に詳しく聞いてみよう。
現在BESS実験は、文部省宇宙科学研究所・米国航空宇宙局(NASA)、及び文部省高エネルギー加速器研究機構・東京大学・神戸大学・メリーランド大学の6組織から構成される日米共同気球実験として推進されています。
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