スロベニア代表団、KEK機構長を表敬訪問

 

11月18日(金)、Danijel Reboljマリボル大学総長、Franc Forstnericリュブリャナ大学数学・物理学部長がKEKを訪れ、鈴木厚人KEK機構長を表敬訪問し、スロベニアの研究者と共に懇談しました。

スロベニアの研究者は「SuperKEKBプロジェクト」の素粒子物理実験である「Belle ll(ベルツー)」国際実験グループに参加しています。スロベニアからの参加者は14名と小規模ですが、Peter Krizanリュブリャナ大学教授がBelle ll国際実験グループの実験代表者を務めるなど、スロベニアはグループ内で重要な役割を果たしています。

Belle ll 国際実験グループには、現在17カ国・地域の61の大学・研究機関から、約400名が参加しています。Peter Krizan教授は「この実験グループは、特に若手研究者が参加するのに最適の規模だと考えています。参加メンバーはお互いのことを良く知っており、文化や教育バックグラウンドに関しても理解し合っています」と話しています。

スロベニアは、Belle ll実験の他、欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロンコライダー(LHC)におけるアトラス(ATLAS)実験にも参加しており、両実験を、スロベニアの高エネルギー物理学研究推進における重要事項だと位置付けています。

同日行われたSuperKEKB開始記念式には、スロベニアの研究者に加えHelena Drnovsek-Zorkoスロベニア共和国大使も参加しました。

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