韓国基礎科学支援研究院の使節団 KEKを訪問

 

11月29日(火)、韓国基礎科学支援研究院(KBSI)のキム シジュン氏(韓国科学技術部元長官)、パク ビョングオ氏(海洋科学研究院元院長)、ユン チャングク氏(韓国科学技術研究院元東京事務所長)、オム チヨン主任研究員がKEKを来訪し、鈴木厚人KEK機構長、高崎史彦理事、下村理理事と意見交換を行いました。

KBSIは韓国教育科学技術省傘下の共同利用・共用を推進する韓国の政府系研究機関です。意見交換では、鈴木機構長がKEKとJ-PARCにおける研究活動を紹介し、KEKの大学共同機関としての責務について説明しました。韓国使節団からは大学と研究機関の共同連携の方法に関する質問が寄せられました。

韓国使節団は会談後、つくばキャンパスで筑波実験棟やフォトンファクトリーといった研究施設のほか、KEKユーザーズ・オフィスや共同研究者が滞在する宿舎を見学しました。また、東海キャンパスも訪問し、物質・生命科学実験施設、ハドロンホール、T2K実験棟と、J-PARCユーザーズ・オフィスを見学しました。また、韓国人スタッフが韓国人研究者のJ-PARCでの活動をサポートしている、韓国 J-PARC 利用研究支援事業団(CKorJ-PARC)日本現地事務所も訪問しました。

KEKでは毎年多くの海外研究者を受け入れています。2010年度は韓国からの研究者数が、KEKが受入れた全外国人研究者の中で最も多くなっており、今後の共同研究のさらなる推進が期待されています。

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