中国科学院高能物理研究所と所長級会合開催

 

ihep_image_01.jpg

12月12日(月)、13日(火)の二日間、KEKで中国科学院高能物理研究所(IHEP)との定例所長級会合(コラボレーション・ミーティング)を開催しました。KEKとIHEPは、過去10年以上にわたって本会合を実施しています。

IHEPからは、王贻芳所長と陈和生前所長など5名が来訪し、加速器の研究開発、素粒子物理学研究および物質生命科学研究分野における今後の研究協力の方向性について話し合いました。

今回の会合には、Belle II(ベルツー)共同研究グループに参加している中国人研究者も参加し、現在加速器の高度化作業を進めている「SuperKEKB(スーパーケックビー)プロジェクト」における協力について具体的な議論が行われました。
あわせてエネルギー回収型ライナック(ERL)や国際リニアコライダー(ILC)についても、議論が行われました。

現在中国では、大亜湾(Daya Bay)ニュートリノ実験、北京電子陽電子衝突型加速器II(BEPCII)、中国核破砕中性子源(CSNS)、北京先端フォトンソース(BAPS)といった様々なプロジェクトが推進されており、IHEPから今後のKEKとの更なる有効な研究協力推進への期待が寄せられました。

今回は、去る10月に王贻芳所長が就任してから初の会合ということもあり、会合2日目に、つくばキャンパスおよびJ-PARCの施設見学が行われました。J-PARCでは、施設見学にあわせてJ-PARCで推進されている各プロジェクトについて、積極的な意見交換がなされました。

TOP