第13回大強度陽子加速器における原子核素粒子共同利用実験審査委員会を開催

 

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挨拶を行う西川公一郎 KEK素粒子原子核研究所所長
1月13日(金)から15日(日)の3日間、高エネルギー加速器研究機構(KEK)つくばキャンパスにおいて、海外からの5名を含む14名の委員(外部委員は12名)を迎えて、第13回J-PARC共同利用実験課題審査委員会が開催されました。

この委員会は、大強度陽子加速器施設(J-PARC)のメインリング加速器を主に用いて行う原子核・素粒子物理の大学共同利用実験への募集に対して申請された実験課題の採否の審査、および研究計画の進め方に関する重要事項への助言を行います。委員長はKEK素粒子原子核研究所の徳宿克夫教授が務めています。

西川公一郎KEK素粒子原子核研究所長の挨拶で始まったこの委員会では、J-PARCの復旧の現状や、昨年12月より開始した加速器のビーム試験運転の成果と運転計画、共同利用運転再開に向けて進められている実験プログラムの準備状況(T2Kニュートリノ振動実験、ハドロンホールのK1.8、K1.8BRビームラインでの原子核ハドロン実験、KLビームラインでのK中間子崩壊実験など)、準備中の実験のR&Dの現状などが報告されました。

また、ストレンジクォーク2つを含む6つのクォークから成るとされるHダイバリオンを探索する新しい実験の提案が提出されました。委員会はこれらの報告に対する助言と提案に対する審査を行います。その結果は議事録としてまとめられて近く公開されます。

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各実験グループから説明が行われました

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