B-Lab実習/サイエンスワークショップを開催

 

KEKは高校・大学生などを対象に、素粒子物理の面白さを知ってもらうための様々な実習プログラムを実施しています。


佐野日本大学高校の実習の様子

B-Lab(ビー・ラボ)は、KEKのBファクトリー実験で収集されたデータの一部を、インターネットを通じて主に高校の科学部などに公開し、このデータを使って「素粒子探索」を行ってもらうものです。昨年12月から今年3月にかけては、KEKや福井県の高校、神戸の科学館で実習授業を開催しました。

2011年12月17日(土)には、KEKにおいて栃木県の佐野日本大学高校の生徒24名を対象にしたB-Lab実習とBファクトリー実験施設見学を実施しました。同校の参加は今回で6回目になります。参加した生徒達はパソコンを使った新粒子探索に熱中しました。


ワークショップで行われたB-Lab実習

また、12月21日(水)から23日(金)の3日間、高校生対象のサイエンスワークショップがつくばの研究機関にて開催され、プログラムの一環としてB-Lab実習が行われました。同ワークショップ は、京都、滋賀の4つのスーパーサイエンスハイスクール(京都府立洛北高校、京都教育大学付属高校、京都府立桃山高校、立命館守山高校)の生徒が、つくばの研究機関で素粒子・遺伝子・金属などのテーマで実習を行うプログラムで、今年で7回目となります。B-Lab実習には5名の高校生が参加し、粒子の探索に取り組みました。最終日には全てのグループが筑波大学に集まり成果発表会を行った後、Bファクトリー実験施設を見学しました。


若狭高校での実習の様子

2012年1月19日(木)には、福井県において福井県立若狭高校の生徒3名と先生1名を対象に実習を行いました。生徒たちは今回の実習をもとに、今後1年間かけて粒子探索の課題研究に取り組む予定です。

3月19日(月)には、神戸市立青少年科学館において実習を行いました。同科学館での実習は神戸近隣の高校生を対象として2007年から毎年3月に行われており、今回が第6回目になります。兵庫県立神戸高校の生徒8名と教員1名、大阪府立豊中高校の生徒5名と教員1名が参加し、データの解析に挑戦しました。


神戸市立青少年科学館での実習の様子

関連サイト

B-Lab

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