ATLAS実験がヒッグス粒子探索の最新の結果を報告

 

アトラス及びCMS実験グループは、7月4日日本時間16時からCERNにおいてセミナーを開き、長年続けてきたヒッグス粒子の探索に関して最新の暫定結果を発表しました。両方の実験ともに質量125-126GeV付近に新粒子を観測しています。

KEKでも小林ホールに於いて、同時中継を行い、約150人の研究者が集まってセミナーを傍聴しました。アトラス日本グループは東京大学で同時刻に記者会見を開きました。

アトラス実験の詳しい結果はこちらに掲載されています。
ATLAS Experiment - ATLAS NEWS
「Latest Results from ATLAS Higgs Search」
「ATLAS 実験ヒッグス粒子探索の最新の結果」(日本語訳)

CERNの記者会見とその和訳はこちらに掲載されています。
CERN - Press Release
「CERN experiments observe particle consistent with long-sought Higgs boson」
「長年探索してきたヒッグスボゾンとみられる粒子をCERNの実験で観測」(日本語訳)

アトラス実験は、38カ国及び領域、176の研究機関からの2980人(内大学院生は1200人)の素粒子実験物理学者が共同で行う実験です。アトラス実験の根幹を担う日本グループは、次の16の機関から研究者、学生あわせて約120名が参加しています。

高エネルギー加速器研究機構、筑波大学、東京大学、早稲田大学、東京工業大学、首都大学東京、信州大学、名古屋大学、京都大学、京都教育大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、広島工業大学、九州大学、長崎総合科学大学

また、日本はLHC加速器の建設にも大きく貢献しています。詳しくは以下をご覧ください。
LHC アトラス実験
日本グループの活躍

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