文部科学省「情報ひろば」において企画展示を開催
~加速器科学の過去・現在・未来~

 

平成25年12月2日

報道関係者各位

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構


大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(機構長:鈴木厚人、以下「KEK」という。)は、文部科学省「情報ひろば」において、KEKの推進する「加速器科学の過去・現在・未来」をテーマとして、KEKにおける研究活動の基盤である「加速器」に関する企画展示を行います。


1.企画展名: 「加速器科学の過去・現在・未来」

2.展示期間: 平成25年12月2日(月曜日)~平成26年3月末(予定)
       [開館時間]月曜から金曜の10時~18時 ※土曜日、日曜日、祝日は休館

3.展示場所: 文部科学省情報ひろば 「企画展示室」(旧文部省庁舎3階)

4.展示概要:   
高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、粒子加速器を研究手段に用いて、宇宙・素粒子・原子核・物質・生命の謎を解き明かす加速器科学を推進するために、1970年代から国内外の研究者に対して研究の場を提供するとともに、最先端の加速器科学研究を先導してきました。

今回の展示では、加速器科学のこれまで歴史(過去)を紹介するとともに、KEKにおける代表的な加速器や研究成果(現在)の紹介、また、将来の加速器科学研究の発展に向けた開発研究(未来)の紹介を行います。 

【ポスター展示】

(1)加速器科学の過去(黎明(れいめい)期~戦後)
史上初めて加速器を使った海外での原子核研究の紹介とともに、日本国内の歴史として、理化学研究所、大阪帝国大学、京都帝国大学での加速器建設から、KEKの前身でもある東京大学原子核研究所の開設、加速器の建設などを紹介します。

(2)加速器科学の現在(KEK創設~現在)
KEKの創設までの歴史や、大型加速器として日本国内で初めて建設された12GeV陽子加速器、2008年のノーベル物理学賞にも貢献したKEKB加速器、また、幅広い分野で利用されている放射光加速器などの建設の歴史を通して、現在までの加速器科学の展開・発展について紹介します。

(3)加速器科学の未来
KEKにおいて現在進行中のSuperKEKB加速器の建設やKEK内での開発研究の取組などについて紹介します。

【展示物】

①12GeV陽子加速器模型
KEKがつくばに最初に建設した加速器の模型

②陽電子生成標的模型及びKEKB加速器の入射器用加速管(カットモデル)
KEKB加速器で使用された陽電子を生成する箇所の模型

③KEKB加速器用巻線機(コイル巻機)
KEKB加速器の性能向上に重要であったビームパイプへのコイル巻に使用された巻線機

【問合せ先】
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 広報室
TEL: 029-879-6047 
FAX: 029-879-6049
E-mail: press@kek.jp

関連サイト

文部科学省 情報ひろば
KEKコミュニケーションプラザ

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