KEKキャラバン、12月は茨城と埼玉に派遣

 

KEKでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。12月は茨城と埼玉で実施しました。


石岡市立石岡中学校で講演する藤本 順平 講師

12月6日(金)、石岡市立石岡中学校(茨城県石岡市)にて、2年生とその保護者200名を対象に「宇宙をつかまえる」と題する講演を実施しました。

KEKの紹介の後、ガリレオ、ニュートン、アインシュタインら素粒子物理学の分野の博士について紹介しました。ブラウン運動を解説し、ファインマン博士も紹介。霧箱について説明した後、現代の霧箱であるKEKのベル測定器を紹介しました。また、加速器の原理についてや加速器の応用例についても触れました。

アンケートでは、「いろいろな人が考えて研究した結果がこのような大きい進歩につながったのだなと思いました」、「宇宙について知らなかったことが今回でたくさんのことが分かりました」などの感想がありました。


本庄市民会館で講演する藤本 順平 講師

12月14日(土)には、本庄市民会館(埼玉県本庄市)において「宇宙の始まり、ビッグバンと加速器」と題する講演を実施しました。ポケットミーティングの会のメンバー36名が聴講しました。

講演はKEKの紹介からスタート。分子・原子についての復習をしてから、加速器の原理、標準理論について紹介しました。また、大型加速器として、KEKのKEKB加速器、欧州の大型ハドロンコライダー(LHC)を解説。動画を使って、次世代の加速器、国際リニアコライダー(ILC)についても紹介しました。

アンケートでは、「素人の素朴な疑問と現在最先端の研究とのつながりがかけ離れたものではないことを感じた」、「宇宙の外側(光の届かない世界)の存在の有無に興味を持ちました」などの感想が寄せられました。

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