芝浦工業大学柏中学校の生徒、KEKで研究を体験

 

2月12日、芝浦工業大学柏中学校の2年生の生徒3名がKEKにて職場体験を行いました。今回の職場体験では、KEKコミュニケーションプラザ、Belle測定器、フォトンファクトリーを見学し、午後からは構造生物実験準備棟においてタンパク質結晶構造解析の一部を体験しました。

午後の体験では、まずタンパク質結晶構造解析を行うために必要なさまざまな実験について説明を受けた後、実験室を回って装置を見学し、タンパク質の結晶を観察しました。その後、配布された3種類のDNA断片についてアガロースゲル電気泳動法を用いてそれぞれの長さを測定する実験を行いました。この手法は、実際の研究のプロセスでも、目的の遺伝子を取り出すために用いているものです。生徒たちは初めて操作するピペットで、微量のDNA溶液や必要な試薬を量り取り、ゲルにセットしていました。この実験結果が出るまでの間には、外国人研究者と英語で対話する体験も行いました。

生徒たちからは「近くに住んでいるのに今まで行ったことがなく初めて知ったことも少なくありませんでした」「形の良い結晶ができるまで何度も繰り返し実験をすることに驚きました」「研究に関する仕事への興味も出てきたので進路なども考えていきたいと思います」などの感想をいただきました。


タンパク質の結晶を観察


DNAの長さを測定するゲル電気泳動法を体験


タンパク質とDNAの分子構造について学習


外国人研究者と英語で対話

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