七夕講演会「夜空のムコウ-天の川ができる前の宇宙にせまる-」開催

 

7月6日(日)につくばエキスポセンターにて、七夕講演会が開催されました。七夕講演会は日本天文学会主催の「全国同時七夕講演会」の企画の一環として、高エネルギー加速器研究機構(KEK)とつくば科学万博記念財団の共同主催で実施され、会場には小学生を中心として約40名の方が参加されました。

七夕講演会では、KEK素粒子原子核研究所の郡 和範准教授と田島 治准教授の二人が講演を行いました。

郡准教授は、「天の川は、どうやってつくられたの?」というタイトルで、七夕伝説の話題をきっかけに宇宙のはじまりに起こったインフレーションなどについて説明し、天の川銀河をつくる「タネ」がインフレーション時に作られるゆらぎであることを解説しました。

田島准教授は、「天の川がつくられる前の宇宙をどうやってみるの?」というタイトルで、宇宙のはじまりを探る鍵となる宇宙マイクロ波背景放射(CMB)について解説があり、チリのアタカマ高地で行われている実験やCMBを捉える望遠鏡について説明しました。

会場からは、多くの質問が寄せられ、参加者の宇宙への関心の高さが表れていました。


郡氏の講演の様子


田島氏の講演の様子

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関連サイト

KEK 理論センター 宇宙物理学グループ
宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background: CMB)
KEK CMBグループ
全国七夕講演会2014 HP
つくばエキスポセンター

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