つくば科学フェスティバル2015に出展
#トピックス2015年12月15日
10月31日(土)、11月1日(日)の2日間、つくばカピオ(茨城県つくば市)で開催された「つくば科学フェスティバル2015」にKEKブースを出展しました。つくば科学フェスティバルは、つくば市内の小中学校、高校、大学、研究機関などが、それぞれの取り組みや活動の一端を紹介し、科学を身近に感じてもらうことを目的とした体験型イベントで、今年で開催20周年を迎えました。今年も「つくばサイエンスコラボ:科学と環境のフェスティバル」と称して、つくば環境フェスティバル、つくば3Eフォーラム会議と同時開催され、およそ90の学校・研究機関が出展し、全体でおよそ1万7千人が来場しました。
KEKのブースでは「KEKおもしろ実験教室 ~超伝導・光・宇宙線~」と題し、毎年人気の「超伝導コースター」の実演をはじめ、「ブラックウォール」の工作コーナー、「分光器」、「霧箱」、「スパークチェンバー」の観察コーナー、そして今年のノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章教授を記念して、「ニュートリノ」コーナーを特設しました。
「ブラックウォール」は、透明な筒の中に2枚の偏光板を偏光方向が直角になるように並べることで、空間に見かけ上の黒い壁が出現するもので、今回初めて出展しました。さらにその原理を応用した「3枚の偏光板」の工作を約160人の来場者に楽しんでいただくことができました。
ニュートリノコーナーでは、梶田教授の等身大パネルと並んで写真撮影をする来場者の姿も多く見られました。KEKもスーパーカミオカンデに向けてニュートリノを打ち込む「長基線ニュートリノ振動(K2K/T2K)実験」を通じて、ニュートリノ研究を推進していることを、多くの方々に知っていただくことができました。
各コーナーとも、来場者とKEKスタッフとの活発な交流が行われ、多くの方に科学とKEKに親しみを持ってもらえた2日間となりました。
ブラックウォール:3枚の偏光板の工作
ニュートリノコーナーの説明の様子
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