KEKウィンター・サイエンスキャンプ参加者募集中

 

KEKウィンター・サイエンスキャンプは、KEKが加速器科学技術支援事業として実施する、高校生・高専生を対象とした科学技術体験合宿プログラムです。

参加者は、素粒子を探求し、物質の構造を明らかにする研究現場を訪れ、研究者との交流を通じて研究の魅力や楽しさを体験します。 実習では、KEKの実際の加速器利用に関係する基礎的な実験を通して、測定機器の製作・調整、データ取得・整理、成果発表など、研究の進め方について学びます。

キャンプの概要

  • 日程:2017年12月24日(日)~27日(水)/3泊4日
  • 場所:高エネルギー加速器研究機構 つくばキャンパス
  • 対象:高校生/高専生(1〜3学年)/中等教育学校生(後期生)
  • 定員:24名(各コース6名)
  • 参加費:2,000円
  • 宿泊費:無料
  • 交通費:遠方の方は一部支給の可能性あり
  • 主催:高エネルギー加速器研究機構(KEK)

募集期間と応募方法

  • 募集期間:2017年9月20日(水)~10月31日(火)【必着】
  • 応募方法:募集要項を確認の上、参加申込書(PDFExcel)をダウンロードし必要事項記入の上、KEK広報室へ郵送して下さい。※ 応募者多数の場合は選考します

キャンプの詳細

本キャンプでは、以下の4つのコースの中から1つに参加していただきます。 各コースにて約2日半の実験を行い、実験装置の組立、デ ータ収集、実験データのまとめ、発表という研究の進め方を体験します。

Aコース:素粒子を見てみよう(定員6名)

素粒子・原子核実験に多数使われているプラスチックシンチレーションカウンターを製作して、宇宙から降り注ぐ宇宙線の信号を見ます。 2か所で時間を測ることによって、宇宙線のスピードを測ることにチャレンジします。

Bコース:回折で小さなもの を見てみよう(定員6名)

光の回折現象を利用すると、光の波長と同じぐらいの大きさの物質の構造を調べることができます。 身近なレーザーポインターを使って、回折格子シートの線の間隔を測定します。 測定結果から、物質研究でも重要 な回折パターンの「消滅則」の考察についてもチャレンジします。

Cコース:信号を伝送してみよう(定員6名 )

信号を伝送するには、ラジオやテレビでおなじみの振動する電磁波が用いられます。 電磁波が同軸ケーブルの中をどのように伝送するのかを学習します。 実習では様々な同軸ケーブルを取り上げ、信号伝送の速さの違いを測定します。

Dコース:放射線を知ろう(定員6名)

放射線は 、 物を透過したり、物で遮られたり、いったい何者でしょうか 。 見て、数えて、そのなぞに迫ります。

問合せ

  • KEK広報室(KEKウィンター・サイエンスキャンプ事務局)
  • TEL:029-879-6047/FAX:029-879-6049
  • E-mail:adm-koho@ml.post.kek.jp
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