KEK-CERN委員会がつくばキャンパスで開催されました

 

欧州合同原子核研究機関(CERN)とKEKの研究者らが、共同研究の進捗状況などを報告し合う「KEK-CERN委員会」が10月31日(火)、KEKつくばキャンパスで開催されました。毎年開催されているもので、今回で12回目です。

共同実験の進捗状況の説明などが行われた「KEK-CERN委員会」
KEKとCERNの協力は、CERNで行われている大型ハドロン衝突型加速器(LHC)プロジェクトへの日本の参加が始まった1994年に始まり、2009年に締結された協定のもとに進められています。LHCのアップグレード、KEKのSuperKEKBでの多国籍プロジェクトによる研究、次世代の直線衝突型加速器等の様々なプロジェクトで、CERNと共同研究開発を推進しています。また、これらの共同研究開発での共通の課題を追求し、両機関の連携を一層強化するため、2014年からは、互いに分室が設置されています。

委員会では、LHCでの国際共同実験である「ATLAS実験」の進捗状況やアップグレード、J-PARCでのニュートリノ実験での協力計画などについてグループを代表する研究者らが発表しました。また、翌11月1日(水)には、東海とつくばキャンパスの視察ツアーを行い、一行は、ニュートリノ・ハドロン・MLFの各実験施設やBelle II実験、CERN分室などを視察しました。

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