科学と社会をつなぐ「サイエンスアゴラ」に出展しました

 

科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラム「サイエンスアゴラ」(科学技術振興機構主催)が11月9日から3日間、東京・お台場のテレコムセンタービルなどで開かれ、KEKは「宇宙線って何だろう~宇宙ステーション内の即時線量計」と題した企画展示を行いました。

サイエンスアゴラのKEK企画展示「宇宙線って何だろう~宇宙ステーション内の即時線量計」
国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士は、水素の原子核などからなる宇宙線により強い被ばくを受けます。この宇宙線による被ばくの量を正確に測るために、KEKはJAXAと共同で宇宙環境用の線量計を開発しており、今回のサイエンスアゴラでは、宇宙ステーション内に設置する空間線量計「PS-TEPC」と、宇宙飛行士が常時身に着ける個人線量計「PADLES」を展示しました。また、地上で観測可能な2次宇宙線であるミュー粒子を目に見える形で観察できるようにした「スパークチェンバー」も併せて展示。放射線についてのより深い理解が得られるように工夫した展示を行いました。

展示を企画したのは放射線科学センターの岸本祐二助教。会場では、子どもから学生、大人まで多くの参加者が次々と訪れ、岸本さんを中心に放射線科学センターの研究者たちが丁寧に応対していました。また、宇宙滞在中にPADLESを実際に使った宇宙飛行士の山崎直子さんの姿も見られました。

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