第13回KEK-CERN委員会がCERNで開催されました

 

欧州合同原子核研究機関(CERN)とKEKの研究者らが、共同研究の方向性を協議し進捗状況などを報告し合う「KEK-CERN委員会」が12月11日(火)、CERNにおいて開催されました。 同委員会は年1回開催され、今回で13回目となります。

本委員会開催に先立ち、KEKも協力しているCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)入射器アップグレードに関連するPSB(PSブースター)用空洞の組み立て現場とLow Energy Ion Ringの施設見学を行いました。 世界唯一の4階建て加速器PSBの高周波加速空洞の開発と製造に、KEKも大きく貢献しています。

委員会においては、LHCでの国際共同実験である「ATLAS実験」の進捗状況や、LHC加速器、ATLAS検出器のアップグレードに係る進捗状況やJ-PARCでのニュートリノ実験での協力計画などについてグループを代表する研究者らが発表しました。 次回の委員会は、2019年10月頃に日本において開催される予定です。

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