総研大・高エネルギー加速器科学研究科とジョージア工科大学がダブルディグリープログラムにかかる協定を締結

 

総研大・高エネルギー加速器科学研究科とジョージア工科大学(ジョージア)量子物理・技術工学院との間で、学生・教員の交流にかかる包括協定、単位互換にかかる覚書、ダブルディグリープログラムに関する覚書の署名が執り行われました。

前列右手より、上原忠春駐ジョージア日本国特命全権大使、三原智教授、Archil Prangishviliジョージア工科大学長、Mikheil Batiashviliジョージア教育科学大臣

調印式はジョージアの首都トビリシのジョージア工科大学キャンパスにて、現地時間の2月13日(水)、行われ、総研大・長谷川学長の署名済の協定書を携えた素粒子・原子核研究所・三原智教授(高エネ研究科・素粒子原子核専攻・教授)が高エネ研究科を代表して参加しております。 Archil Prangishvili(アーチル・プラニシュビリ)ジョージア工科大学長の署名により本協定は発効となりましたが、署名式には、Mikheil Batiashvili(ミハイル・バティアシュビリ)ジョージア教育科学大臣、上原忠春駐ジョージア日本国特命全権大使も立ち合いに参加するなど、政府レベルでも注目の高さが伺えます。

本協定案件の先方の責任教員であるジョージア工科大学・Zviadi Tsamalaidze(ズビアーディ・ツァマライヅェ)教授は、かつて招聘研究員として日本に滞在経験もあり、素粒子原子核研究所などの研究グループとの共同研究も10年以上に遡ります。 とりわけ、三原智教授の国際共同研究グループとは素粒子実験で密な協力関係が存在し、J-PARCでの実験にジョージア人研究者のみならず、大学院生を受け入れていることも協定締結に至った背景といえます。

今回のダブルディグリープログラムの協定は総研大としては2例目で、高エネ研究科としては初めてのこととなります。早速これを機に、ジョージア工科大学に在籍する学生のひとりについて、素粒子原子核専攻への受け入れの検討が開始されており、本制度による学術交流の拡大に期待が持たれます。 

協定署名に合わせて、Archil Prangishviliジョージア工科大学長(左)からジョージア工科大学名誉博士号を授与される三原教授(右)

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