「湯浅年子賞」の金賞を増澤美佳・加速器研究施設教授が受賞

 
(左)飛山教授・KEK、(中央)受賞した増澤教授・KEK、(右)栗木教授・広島大学
お茶の水女子大学

物理学とその関連領域において顕著な業績を上げた女性に贈られる「湯浅年子賞」の金賞をKEKの増澤美佳・加速器研究施設教授が受賞、2月12日にお茶の水女子大学で授賞式が行われました。湯浅年子博士は20世紀半ばにフランス国立科学研究センター(CNRS)などで長期間、原子核分野の研究をして国際的に活躍した科学者で、湯浅年子賞は湯浅博士の業績を記念してお茶の水女子大学によって設立されました。

KEKはフランスのCNRS/IN2P3研究所とCEA/Irfu研究所とともに仮想研究所「Toshiko Yuasa Laboratory(TYL)」を運営しており、TYLは同賞に対して設立当初から協力しています。湯浅年子賞は今回で第7回目です。

受賞理由は「素粒子物理学高エネルギー加速器実現のための電磁石システムに関する先導的技術の確立」で、KEKB加速器の安定運転に欠かせない電磁石システムの精密測量とアライメント技術の確立において指導的な役割を果たしたことが業績として評価されました。

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