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研究会報告 熱場の量子論とその応用

2023年8月28日から8月30日にかけて、KEK研究本館・小林ホールにてKEK研究会「熱場の量子論とその応用」がハイブリッド形式で開催されました。この研究会は、コロナウイルス危機後、初めての完全な形での開催となり、約100名の現地参加者と約60名のオンライン参加者を迎え、大変な盛況となりました。「熱場の量子論とその応用」は、今年で30回目の開催を迎える歴史ある会です。この研究会では、「熱場の量子論」をキーワードとして、最新の研究進展や新たな課題に関する理論・実験・観測の議論が行われています。今回は、アクティブマター、量子多体傷跡状態、初期宇宙、中性子星クラスト物質、強い電磁場の物理、光渦といった多彩なテーマに関して、各分野から専門家6名を招待し講演をお願いしました。招待講演に加え、全体講演とパラレルセッションを設け活発な議論が行われました。3年ぶりの完全な形での現地開催で参加者同士の交流や議論が深まり、今後のさらなる研究の発展が期待されます。

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