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研究会報告 J-PARCで展開されるハドロン物理2023 (J-PARC Hadron 2023)

2023年9月12日~15日にかけてAYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC, 茨城県東海村)にて、J-PARCで展開されるハドロン物理全般に関する国際研究会を行いました。ストレンジ核物理・核媒質中のハドロン・ヘビークォークの物理(エキゾチックハドロンを含む)・高エネルギー重イオン衝突など、幅広いトピックに関して130名あまりの理論家・実験家が一緒になり議論しました。日本意外に中国、韓国、台湾、フィリピン、ミャンマー、オーストラリア、ハンガリー、ドイツからの参加がありました。

久々の現地参加を主とする研究会ということもあり、参加者がセッション中のみならず休憩時間やバンケットの最中にも熱心に議論する姿が見られました。また2日目午後にはJ-PARCツアーを行い、ハドロンホール・MLF・ニュートリノ施設の見学を行いました。実験装置を前にして、説明員に細かな質問する参加者もしばしば見られました。本研究会によって、J-PARCにおけるハドロン物理について理解が進み、新しいアイデアや共同研究が生まれることが期待されます。

本研究会にはCOVID-19騒動で分断された、アジア圏の研究者間のネットワークを回復したいという狙いもありました。アジア圏(中国・韓国・台湾・フィリピン・ミャンマー・オーストラリア)のハドロン研究者が国籍を問わず議論や交流を楽しんでいたことから、かなりこの目的も達成できたのではないかと思います。


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