seminar2011
Monday, October 24 2011, 16:00-17:00
時間対称化された量子力学の解釈
- SPEAKER
Kunihisa Morita, Waseda Institute for Advanced Study
- PLACE
Seminar room, Kenkyu honkan 3F
量子力学の解釈問題において,状態の収縮を認めるか否かは重要な争点のひとつである.また,状態の収縮を認めない場合,では,物理量が測定前は明確な値をもたない物理量をもたないのに,どのようにして,測定後は明確な値をもつようになるのか,ということに答えることができなければならない.そのひとつの回答として,アハラノフらの時間対称化された量子力学(二状態ベクトル形式)をベースにした時間対称化された解釈について議論する.