KEKで行われている研究を大学生・大学院生に紹介する「KEK物理学シリーズ」の第6巻、物質科学編が出版されました。 物質の原子・分子レベルの構造・性質や揺らぎなどを加速器から発生する軟・硬X線、中性子、ミュオン、陽電子等の量子ビームを用いて実際に実験的に決定する方法をその歴史も含めて解説した本です。 各量子ビームの性質と発生のしくみ、適した測定対象とその実験の具体例を、得られる情報の重要性と共に解説しています。