
総研大 高エネルギー加速器科学研究科 加速器科学専攻で博士課程を修了されたNGUYEN THI HONG THUONGさんが、2026年度前期の研究科長賞を受賞し、9月28日の学位記授与式後に表彰されました。研究科長賞は、特に顕彰に値する研究活動を行い、優れた学位論文をまとめて課程を修了した学生に贈られるものです。
博士論文の題目は「質量数200付近の標的における巨大双極子共鳴領域の光核反応に関する研究」で、実験と理論の両面から取り組んだ研究です。NGUYENさんは、兵庫県立大学ニュースバル放射光施設のレーザーコンプトン散乱による直線偏光した準単色ガンマ線を用いて、タンタル、タングステン、金、鉛、ビスマスの光中性子放出の二重微分断面積を測定しました。さらに、その測定データを光核反応データ評価に取り入れて核反応モデルを改良し、評価済み核データライブラリよりも実験をよく再現する結果を得ました。成果はPhysics Letters Bを含む査読付き学術誌に3編の論文として掲載されています。
NGUYENさんは課程修了後、米国ロスアラモス国立研究所の博士研究員として研究を続けています。
関連リンク:2026年度前期 研究科長賞の表彰について(総合研究大学院大学)
https://www.soken.ac.jp/news/2026/20260928_2.html

