高温超伝導体の謎に迫る ‐ μSRで見る銅酸化物超伝導体
電気をいったん流し始めるといつまでも流れ続ける超伝導体。発電所から家庭まで電気を送る送電線などに応用することができれば、 電気の利用効率は今よりも格段に向上すると期待されていますが、現在実用化されている超伝導体では、液体ヘリウムの温度まで冷やさ ねばならず、大掛かりな冷却装置が必要になります。 一方、すでに実用化されている物質よりも手軽に冷却できる温度で超伝導の性質を示す「高温」超伝導体と呼ばれる物質の研究が20 年ほど続けられています。ミュオン・スピン回転法(μSR)を使って、銅酸化物の高温超伝導体には超伝導の機構が異なる2種類の系が あることを解明した研究についてご紹介しましょう。 この記事はKEKのサイトからの引用です。詳細はこちらからss3